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第18回 日本腎臓病薬物療法学会 学術集会・総会
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総説:患者腎機能の正確な評価の理論と実際. 平田純生, 他, 日腎薬誌2016
総説:薬剤性腎前性急性腎障害. 平田純生, 他, 日腎薬誌2013
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eGFR・eCCrの計算
薬物投与量設定に使用する腎機能推算式
日本人のGFR推算式 (eGFR),クレアチニンクリアランス推算式 (eCCr)
身長(cm)
cm
体重(kg)
kg
年齢(歳)
歳
性別
男性
女性
血清クレアチニン (S-Cr)
(mg/dL)
mg/dL
血清シスタチンC (S-CysC)
(mg/L)
mg/L
S-Crから計算
eGFRcr(標準化eGFR)
mL/min/1.73m
2
体表面積未補正eGFRcr
(個別化eGFR)
mL/min
eCCr(個別化eCCr)
mL/min
体表面積補正eCCr
*
(標準化eCCr)
mL/min/1.73m
2
eGFRcr(標準化eGFR)
mL/min/1.73m
2
体表面積未補正eGFRcr
(個別化eGFR)
mL/min
eCCr(個別化eCCr)
mL/min
体表面積補正eCCr
*
(標準化eCCr)
mL/min/1.73m
2
eGFRは筋肉量が減少している患者(長期臥床など)で高めに推算されます。
Crは尿細管で分泌されるため、CCrは若年者ではGFRより30%程高めに推算されます。
そのため、若年者ではCG式によるeCCr×0.789で個別化eGFRに換算されます。
eCCrは肥満患者で高めに推算されるため、下記の理想体重を入力することも考慮してください。
実測CCrを測定した場合、検査部門からの報告では単位がmL/minと記載されているにもかかわらず、実際にはmL/min/1.73m
2
(または施設により1.48m
2
)に体表面積補正されている値の施設がほとんどであると考えられるため、自施設の表記方法を確認し、標準的な体格から外れている患者ではより注意してください。
S-CysCから計算
eGFRcys(標準化eGFRcys)
mL/min/1.73m
2
体表面積未補正eGFRcys(個別化eGFRcys)
mL/min
eGFRcys(標準化eGFRcys)
mL/min/1.73m
2
体表面積未補正eGFRcys(個別化eGFRcys)
mL/min
体表面積(Du Boisの式)
m
2
m
2
理想体重
kg
kg
用語解説
eCCr:
Cockcroft-Gault式 (CG式) による推算クレアチニンクリアランス(mL/min)
eGFRcr:
血清クレアチニン値をもとにした推算糸球体濾過量(mL/min/1.73m
2
)
eGFRcys:
血清シスタチンC値をもとにした推算糸球体濾過量(mL/min/1.73m
2
)
標準化eGFRまたはeCCr:
体表面積1.73m
2
当たりの腎機能(eGFRまたはeCCr)
個別化eGFR:またはeCCr:
個々の体格を考慮した腎機能(eGFRまたはeCCr)